TOKYO 働き方改革宣言企業

製造業
株式会社吉村

https://www.yoshimura-pack.co.jp/

本社所在地:品川区

常用労働者数:101~300人

「想いを包み、未来を創造するパートナーを目指します」という経営理念のもと、「Yoshimura Life Work大改革」に取組みます。

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100年企業を目指して
「まずはやってみる」働き方改革

一人の社員のために、新たに在宅勤務をやってみる

「想いを包み、未来を創造するパートナーを目指します。」という経営理念のもと、食品包装資材の企画・製造・販売を営む株式会社吉村。創業85年を超える老舗企業ながら、近年、経済産業省・中小企業庁主催「はばたく中小企業・小規模事業者300社」や経済産業省主催「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選出されるなど、現代感覚に優れた経営の中小企業である。吉村はこれまで「まずはやってみる」というチャレンジ精神で様々な社内変革を遂げているが、それは働き方改革においても同様だ。例えば同社の在宅勤務は、遠方から通勤する社員が退社を申し出た時に、家でも働けるようにしたのが一つのきっかけ。まず在宅勤務をしてみることから始まっている。ここで生じた問題を都度解決し、従業員第一の制度作りに活かす考えだ。また、この在宅勤務の例からは、一人の優秀な人材の継続雇用を実現した、という成果も見えてくる。少子化の進展により、とりわけ中小企業の人材難は今後も続くことが予想される。人材確保を期待する働き方改革であるならば、中小企業が現状を打破するためには、「まずはやってみる」という思い切りが効果的なのかもしれない。

取組内容

  • 働き方の
    改善

    ①在宅勤務の導入

    ②アラーム制度 40時間を超えた時点で注意喚起を発信。

    ③おうちにカエロ~ポスターで残業の削減を啓発

  • 休み方の
    改善

    ①年次有給休暇の計画的付与制度
    休みやすい社内環境を作るためにカレンダーで見える化

    ②ヤスモゥ運動(計画有休促進ポスター)。

    ③①・②を通し年次有給休暇の取得率を2018年は50%、
    2019年は60%、2020年は70%を目指す。

具体策1

働き過ぎを知らせるアラーム制度で
限度を超える残業をゼロへ

静岡に自社工場を持ち、企画・デザインから印刷・発送まで一貫生産を行っている同社では、極めて残業の多い社員が、複数人いることが課題だった。そこで、残業に上限を定めて周知するとともに、限度に近づいた段階で、総務から注意喚起を発信する制度を始めた。これにより、気づかないうちに「働き過ぎていた」といったことがなくなり、現場で柔軟に仕事を分け合ったり、周りに協力してもらったりと、状況に合わせてやり方を考えてもらえるように変わっている。また、アラーム制度による「働き過ぎ・働かせ過ぎ」の気づきは、働き方の改善だけでなく、休み方の改善にもつながり、働き方改革宣言にも掲げた年次有給休暇取得率の向上にも一役買っている。

具体策2

一人の持ち時間20秒の「5分会議™」で
業務効率と生産性を向上

働き方改革の原点は、現社長・橋本久美子氏が始めた会議改革だ。一人が1回に発言する時間を20秒以内に制限するとともに、5分を1テーマの区切りとして発言者を次々と回す「5分会議™」といわれる手法を取り入れ、上意下達、幹部の独演会となりがちな会議を、社員一人ひとりが意見を言い合う会議に変えた。これにより社員の業務への参加意識や責任感が高まった結果、業務効率や生産性の向上につながっている。また、瞬間的なひらめきを口にすることで、様々なアイデアが生まれる場にもなっているという。社員の労働時間は有限であり、会議に無駄な時間を使わせることはまったくの損失だ。現在は、全社員参加で行う年2回の経営計画発表会から、社員2人が現場でちょっとしたことを決める「ミニ会議」まで、全ての会議がこのスタイルで行われている。

働き方改革、
現場の生の声を聞きました!

石井 佳代子
石井 佳代子 総務部
次長

「できない」では変われない
目標達成のためにどうするかを考えたい

働き方改革宣言の内容を社内に周知した時、社内では「休暇を取れるものなら、もう取っているよ」「残業を減らせるものなら、もう減らしているよ」といった声が上がったのも事実です。これに対しては、なぜ働き方改革が必要なのか、なぜ宣言する必要があるのかを説明することで、ある程度理解してもらえたと思います。最初から「無理無理」や「できない」と言っていたら、いつまでも変われないので、まずは目標を設定して、目標を達成するにはどうしたらいいのかという視点で各々考えてもらうようにしました。社風が「まずはやってみる」ですので、働き方改革宣言はいいきっかけになりました。思うに、働き方改革を行う上で必要なことは、柔軟な発想と、思い切りではないでしょうか。リスクの方に目が向きがちですが、どうありたいか?と大きなビジョンを描き、今後も様々な制度を創造し、導入していきたいと思います。

弓場 絵里奈
弓場 絵里奈 クリエイティブデザイン部
本社

満員電車に揺られている時間を
家事やリフレッシュにストレスが少なくなりました

在宅勤務のおかげで、効率良く生活できるようになったのがとてもうれしいです。今までは通勤に片道1時間強、満員電車に揺られていましたが、現在はその時間を家事やリフレッシュにあてられ、ストレスが非常に少なくなりました。デザインの仕事も、周囲を気にせずマイペースで進められるので、質も効率も上がったと思います。最初は仕事の進め方も手探りでしたが、今ではタブレット端末のテレビ通話でミーティングしたり、自宅端末から社内システムへアクセスしたりと、いろいろと工夫して問題なく業務ができています。また、働き方改革宣言によって、所属するクリエイティブデザイン部では、改革されるのを待つのではなく、自分たちで考え、自分たちで働きやすい環境を整えようという雰囲気が出てきています。違う部署でも在宅勤務の導入が始まっていて、まずはやってみようという前向きな空気を感じます。まだスタートしたばかりですが、今後は在宅勤務が当たり前になるくらい広がればいいなと思います。

「(株)吉村」に聞く!働き方改革の取組と成果

働き方改革宣言をした「(株)吉村」を訪問し、働き方改革の取組内容や成果などを伺いました。