TOKYO 働き方改革宣言企業

建設業
株式会社ドラフト

本社所在地:渋谷区

常用労働者数:101~300人 

内部統制を整え、柔軟に働ける職場を創造し、働き方改革に取り組みます。

宣言書

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クリエイティブな仕事を
長く、安心して続けられる組織作り

限られた時間を有効に活用するコーポレート・カルチャー

インテリアやプロダクトのデザイン、建築の設計を手掛ける株式会社ドラフトは、インテリアデザイナーの山下泰樹氏が11年前に設立して以来、空間デザインの分野で快進撃を続けている。世界的な評価も高く、今後も更なる躍進が期待される会社だ。また働き方の面でも、クリエイティブな業種特有の長時間労働とはいち早く決別し、効率的で無駄•無理のないワークスタイルが浸透、定着している。その秘訣は、残業の事前申請制度を導入し、無申告残業を禁止したことだ。さらに22時にはオフィスの電気を強制消灯するなど、残業削減への強い意志を社内に示した。一方で、「デザインの追求には徹夜や休日出勤もあり」という旧態的な風潮を排除するため、個人の評価指標に業務効率を加え、「限られた時間を有効に使い、質の高い仕事をする」自律的な社員を評価。精神論ではなく、具体的な制度の運用と査定評価をすることで意識を変革し、コーポレート・カルチャーとして根付かせた。同社は、空間デザイン企業として、自社のオフィスを利用して次世代のオフィス空間の在り方や働き方を実践し、自らが新しい働き方のロールモデルとなることで、その提案に魅力と説得力を持たせている。

取組内容

  • 働き方の
    改善

    管理職や従業員を対象に教育を行い、残業申請漏れをなくします。
    在宅勤務制度を導入します。

  • 休み方の
    改善

    積極的に会社から有給休暇取得を推進し、
    休暇を取得しやすい雰囲気を作ります。

具体策1

計画的な業務進行を促す
残業の事前申請制度

残業時間削減(あるいはゼロ)がうまくいかないのは、掛け声だけで労働生産性向上策が伴わないケースがほとんどだ。労働生産性向上のためには、社員一人ひとりが、その日のタスクをスケジューリングし、何をどこまで仕上げるか明確にした上で、仕事に取り組むことが重要になる。これを徹底するために、同社では残業についても事前に申告することを徹底している。上司への申告は終業時刻(18:30)の30分前を期限とし、「終われば帰る、終わらなければ残る」といった甘い考えは許されない。また、この制度の運用に当たっては、各部署のマネージャーを対象に管理者教育を行い、残業削減の目的と重要性を浸透させた。さらに、個人の業務効率を評価指標に加えることで、時間内に予定した仕事を終えるスタイルへの成長を促している。

具体策2

「有休」ではなく「攻め休」
名称変更で、年次有給休暇の取得率向上

社員が年次有給休暇を取りにくいのは、なぜか。同社が導き出した答えが「名前」だ。給料をもらいつつ働かない後ろめたさのある「有給休暇」から、将来の仕事にプラスを還元するためのポジティブな行動を想起する「攻め休」へと休暇制度の名称を改め、運用している。言葉の力とは偉大なもので、名称を変更したら実際に休みやすくなったと社員の間で好評だ。確かに「来月、NYに攻めて来ます」といった軽やかなコミュケーションであれば、周囲も軽く受け入れやすい。また、これまでの休みのように一日ダラダラと過ごすのではなく、外出して積極的にプライベートを充実させたり、ビジネス講座に参加したりと、文字通り攻めの行動を起こす日に変えた社員もいると聞く。「攻め休」取得率は確実に高まっている。

働き方改革、
現場の生の声を聞きました!

小林 万生
小林 万生 経営企画部

社員一人ひとりがライフステージの変化を
ポジティブに捉えられる職場へ

もともと働き方改革については、代表の山下が早い段階から「より働きやすい環境を作ろう」と主導的に取り組んできたこともあり、各制度の導入や社員の意識改革は比較的スムーズに進んでいます。働き方改革宣言をしたことで、いちばん影響を感じたのは、人材の採用時ですね。働き方改革という重要な経営課題に対して、単なる精神論ではなく、具体的に制度を運用し、カルチャーのレベルにまで浸透させている点が、優秀な人材を獲得する上でインセンティブとなっています。当社の社員の年齢は20代から30代が多く、これからは子育てをしながら働く社員が増えると予想しています。整備した在宅勤務や短時間勤務制度をどんどん活用してもらいたいですね。働き方改革のメリットは、こうして、社員が会社で長く働き続けるキャリアビジョンが描きやすくなることだと思います。今後はより一層、社員の働きたい気持ちに応え、ライフステージの変化に合わせて働ける体制・制度作りの強化を進めていきたいと思います。

長塚 真唯
長塚 真唯 CMR部

効率的な働き方を実現していく中で
自分の成長も実感しています

残業の事前申告制度が導入された当初は戸惑いましたが、時間の使い方に関する意識が大きく変わりました。これまでは、業務が終わらなければ、当たり前のように残業をしていましたが、通常業務時間内に仕事を片付けることが評価につながるので、頭を働かせて効率的に時間を使うようになりました。自分で働き方を選び、自分でワークライフバランスを調整できるようになったのは、自分の成長にとって非常にプラスだと思います。年次有給休暇も「攻め休」制度となったおかげで、社内に「休む=良いこと」という雰囲気ができあがり、自分も周囲も休みやすくなりました。私は「攻め休」を利用して、スキルアップの講座に参加したり、長期休暇と合わせてしっかり休養を取るようにしています。また職場の「DRAFTカフェ」が気に入っています。社員は無料で美味しいサラダやサンドイッチが食べられますし、全社員が集う場所なので、他の部署の人たちとコミュニケーションが取れる貴重な場所になっています。

「(株)ドラフト」に聞く!働き方改革の取組と成果

働き方改革宣言をした「(株)ドラフト」を訪問し、働き方改革の取組内容や成果などを伺いました。